<   2005年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧
この夏も終わるね!
青が点滅し始めた横断歩道を、浴衣に素足の女性がそろそろと渡っていく。
「あわてなくてもいいですよ!」と運転席から声をかけたくなるのは、
浴衣が持つ文化への敬意からか?それとも、立ち居振る舞いのその美しさのせいか?
涼し気ではないけれど、夕方風が吹く日が増えた。
生暖かな、それでも風には違わない温風が街路樹の葉を揺らし、音を立てる。

竹下通りの人ごみが夏の真っ盛りの賑わいから少しやわらいできたら
それは、季節のない東京で感じる、夏の終わり。
いつも回り道をしていたのに久しぶりに歩いてみようかとも思う。

西暦2005番目の僕にとっての夏は、海水浴もプールも、手持ち花火も
夏らしいイベントを何もしないうちに終わってしまう夏のように感じている。
もう終わりなの?これからやろうとおもっていたのに!という感じ。

スケジュール帳を繰ってみれば、
いろいろな出来事はあったのに何故か物足りなく感じるのはなぜだろう。

やっぱり迂回路なんて使わずに、あの人ごみの竹下通りを歩いておけばよかったのか?
仕事の山がようやく見えてふと思う、やっておけばよかったあれこれ!
d0037252_1782752.jpg

浅田次郎の直木賞作品「鉄道員」。その舞台となった幌舞線の駅前に残された映画のセット。
この本のコピーは”一人娘を亡くした日も、愛する妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…”だったはず。ぽっぽやほどじゃないけど、それに近い夏だったなぁ。
d0037252_179768.jpg

タウシュベツ川橋梁。ダムの水が少ない1月、凍結した湖面にその姿を現し、10月ごろ迄には水位が上がり湖面に沈んでしまうアーチ橋。幻の橋っていわれてるらしい。
d0037252_1792943.jpg

夜のバルーン。3枚ともこの夏、北海道にあるファットフォトファンクラブ「Be PHaT!」のメンバーと行った撮影ツアーにて撮ってきたもの。貴重なこの夏の思い出。
[PR]
by masatoterauchi | 2005-08-21 17:33
何者が私を此処に在らしめたのか?
「何者が私を此処に在らしめたのか?」とは、
パスカルがパンセの中で語っている言葉。
なぜ、今ここにいるのだろう!と考えるといろいろ面白い発見に気づく。
8月1日、神宮外苑花火大会を我々の会社の入る古いビルの屋上から、
他のオフィスの人や住民の方々ら大勢の中で見ていた。
神宮花火大会を見るには最高の場所の一つ。
すぐ間近に花火を見ながら、歓声や嬌声が上がる中、花火を見ていた。
(この屋上で花火を見るのは、実は初めて!)
目の前には、ちょうど僕のお客様としてこられているアメリカ人もいた。
(そう、築地市場のお鮨屋さん事件のご一行様たちだ)
ドーンという音を聞きながら、この人たちと一緒に花火を見ている不思議を感じていた。
まさに、「何者が私を此処に在らしめたのか?」である。
風景の価値とは、その場所が人の心にどんな思いを抱かせてくれるか、
まさにその力にあると思う。
もうすぐ出る写真集の前文にもそのことを書いた。
(本が出たらその前文をここでお知らせします。かっこいい文章だよ)
僕の大好きなカウアイ島の、とてつもなく大きな風景は、自分の小ささに気づき、何か大きな意思に触れ合える場所。言葉にすれば「畏れ」とか「崇高」とか。そんな気持ちにしてくれる場所。
風景を前にして、そんな風に自らの心に帰れることは東京ではなかなかないものだった。
なのに、今年の神宮花火大会、僕にとっては何故か(外人客がいたからかなー)
風景の価値として「望郷」を感じた場所だったなー。

ファインピクスのZ1で撮った花火でそんな気分の幾分なりとも味わってもらえたら嬉しいです。
d0037252_2219397.jpg

屋上から新宿方面を見たら、なんだかNYみたいにも見えた。
d0037252_22193861.jpg

デジタルズームを最高にして撮影。
d0037252_22211010.jpg

理科の教科書で見た宇宙みたいだ。
d0037252_22213151.jpg

パンパンパンと音がして色とりどりの花火が上がる、それをみんなで見ている。
d0037252_22224312.jpg

色とりどり、形もいろいろ。
d0037252_22233231.jpg

これはおまけ!
[PR]
by masatoterauchi | 2005-08-04 22:29
発言と行動の一致がブランドへの尊敬心を高める!
東川町に行ってきました。
北海道は旭川市の近くにある人口7000人あまりの町。
1985年に”写真の町”を宣言し、
写真甲子園や東川町フォトフェステイバルなど、
若い人たちの写真への関心を高め、写真文化を育てている町。
発言と行動を一致させ、継続することで、
やがてそれはブランドとなり、
尊敬心を持たれるものになっていく。
それを実行し続けてきた町が、東川町。かっこいい!
写真甲子園と称して、全国の高校写真部を対象とした写真による対抗戦は
今年も高校生たちに多くの感動を与えたようだ。
そんな模様や写真甲子園のOBたちとの出会いを写真で紹介します。
写真甲子園を卒業したこの子達をバックアップすることが
われわれCMSのミッションでもあるから。
d0037252_1953048.jpg

”写真甲子園”最多出場の大阪市立工芸高校の面々。
4日間にわたる写真での熱い戦いを終え、最終審査発表では着席時から感動で涙ぐむ。

d0037252_19554377.jpg

主催者である東川町松岡町長のスピーチ。心に届く暖かなスピーチだった。

d0037252_19572515.jpg

最終公開審査に静まり返る会場。正面は審査委員長の立木さん。
最高の席からしっかりと写真甲子園の最終審査を見せてもらった。
d0037252_19582767.jpg

写真甲子園OBたちが、今年も大勢ボランテイアとして参加していた。
OB会に顔を出し、自己紹介などやってもらう。ジンギスカンでの焼肉パーティ。
「PHaT PHOTO」読んでます、って嬉しかったなぁ。
まだ大学生の面々。
テラウチとしてはこの人たちのこれからが気にかかる。
応援をしていこうと思った。
[PR]
by masatoterauchi | 2005-08-03 20:16



写真家テラウチマサトの写真家日記です。不定期ですが週に1回ペースで写真と一緒に更新していきます。
by masatoterauchi
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31